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ちょっと、京都の南にある「平等院鳳凰堂」について触れてみましょう。
平安時代後期、関白である藤原頼通によって平等院に建立された阿弥陀堂です。鳳凰が両翼を伸ばす、その姿を前にある阿字池に映す綺麗な写真を撮るのであれば、逆光にならない午前中に訪れるのがベストでしょう。併設の平等院ミュージアム鳳翔館には、国宝の梵鐘が収蔵されています。「音は三井寺、銘は神護寺、形は平等院」と数えられる日本三名鐘の一つで、見ておいて損はないでしょう。
平等院を訪れたのなら、同じく世界文化遺産である「宇治上神社」にも立ち寄ることをお勧めします。現存する日本最古の神社建築で、檜皮葺きの覆屋には3つの社殿が横並びになっています。
左右の社殿にある蟇股は、醍醐寺薬師堂、中尊寺金色堂のものと並んで「三蟇股」に数えられる名作です。梁や桁の上に置かれる、輪郭が山形をした部材です。拝殿の向かって右側には、宇治七名水の一つ「桐原水」が今も湧き出ています。ちなみに、他の6つが全て失われた現在、現存する唯一の湧き水です。
京都の南東には、もう1つの世界文化遺産があります。折角だから紹介しておきましょう。
当会が2004年の秋期特別展や秋の集いでもお世話になった「醍醐寺」です。地主・横尾明神の化身である翁が上醍醐の清滝宮拝殿の脇に湧き出している水を飲み、「ああ、醍醐味なるかな」と称えたのが名前の由来とされています。高地にある拝殿まで登って喉が乾いたところで飲めば、まさに”醍醐味”を味わえるかもしれませんね。
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